梅雨のない北海道の礼文・利尻の高山植物を見て歩いた
出かける数日前に、北海道から電話で、「礼文・利尻は寒い。雨もよく降るし、
特に風が強いので体感的には零度だ。必ず手袋も持参するように!」と
しかし、実際には、初日の午後一番だけが寒かっただけで、旅行期間中は暖かく最高だった
久しぶりに太陽が出てきたので、高山植物はいっせいに開花し、運がよかった
礼文島のみに生息する野生の欄、紫色でなく黄白色が特徴。
和名の由来は、袋状の唇弁の姿を平家物語に描かれた平敦盛の背負ったホロから。
高山植物培養センターやレブンアツモリソウの群生地に生息してういる。
レブンアツモリソウの花は、紫ではなく淡い黄色で上品
(八千代市の「少年自然の家」の野草園には紫のアツモリソウがある)
礼文島は高山植物の宝庫であり、ウニの産地でもある。
この島は隆起して出来た島だそうで、大きな木が無い島である。
礼文島では、高い山に登らなくても高山植物は見ることができる。
海岸近くから高い礼文岳(標高490m)まで、多くの高山植物が咲き、
時期により種類が異なり、その数はなんと約300種。
高山植物もすばらしいが、礼文の景色も素晴らしい。
大きな木がないので、遠くの景色は山肌に緑を貼り付けたような、異なった趣きを持っていた。
礼文島に自生する高山植物で、礼文島の代表種。スイスの国花エーデルワイスも同じ仲間。
礼文島のエーデルワイス。(礼文薄雪草)
大きな木がないので、遠くの景色は山肌に緑を貼り付けたような、異なった趣きを持っていた
利尻島は、海底火山が噴火して出来た島で、島自身が円錐形の山(1721m)である。
そのため、海岸線近くまで火山岩がゴロゴロしており、また、山に降った雨は地中に浸み込み、
通常は山麓に湧き水として出てくるが、この利尻では島の周囲の海に湧き出てくるそうだ。
島には沼が幾つかあり、水に移る利尻富士の姿は、「絵に描いたように」以上に、「絵に描いたより」すばらしかった。
利尻山(1721m)の周囲を一周する道があり、いろんな角度から「利尻富士」を見ることが出来る。
利尻島の周りに、特産のコンブが沢山生育している。これは、噴火した岩が利尻島の周囲にあるからだろう。
(昆布は砂地では生息できない。岩等に張り付いて成長する。